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 ケイ・キンが自由気ままにいろんな話題について書いています。
  (写真は本文と関係があったり、なかったり・・・、です)


20241221  
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2024.12.21  第250話、トンビがくるりと?  
 
 トンビがくるりと輪を描いた。古い曲の歌詞だったか、そんな言葉があったな。スーパーマーケットの庇の下にあるベンチに座り、缶コーヒーを飲みながら、ふと思い出した。このベンチからは、田園風景が広がっていて、存分に大空を眺めることができる。で、空を飛ぶトンビを観察することができるのだ。記念すべき第250話は、トンビについての話である。
 
 トンビは、正式にはトビと言い、漢字では鳶と書く。タカ目タカ科に属する鳥類の一種で、鷲(ワシ)や鷹(タカ)の仲間である。子供の頃からトンビと呼んでいたので、この方がしっくりくる。それにしても、ベンチから眺めていて思ったのだが、トンビは実に高いところを飛んでいる。孤高のカラスに憧れていながら、トンビについても知りたいと思うようになった。
 
 まず体の大きさだが、全長がオスで約60センチ、メスで約70センチあり、メスが翼を広げたときの幅は1.6メートルもあるらしい。これは普通自動車のフロントガラスの幅を優に超える大きさである。空を飛んでいる姿からは想像できないが、信号機を地面に下ろすとバカでかい、というあの感覚と同じかもしれない。翼を広げた姿を間近で見たいものである。
 
 ところで、トンビは何を食べているのだろうか。主に動物の死骸を食べ、ネズミやカエルなどの小動物も食べるそうで、雑食性が強いようである。じゃあ天敵は何かというと、カラスだそうである。これは意外だな。トンビの群れとカラスの群れが一緒にいるところを見たことがあるが、仲が悪いようには見えない。ただ、餌の縄張り争いで喧嘩になることがあるのだとか。その場合、たいていはカラスが勝つのだそうだ。いやはや、へえ~という話である。
 
 それより、トンビが高い空で旋回しているのをよく見かけるが、何をしているのだろうか。調べてみた。青空が広がるよく晴れた日は、地表が温められて上昇気流が発生するので、トンビはその気流に乗って、羽ばたかずに旋回しながら高い空まで飛べるようなのである。この飛び方は帆翔(はんしょう)と呼ばれるもので、カモメやアホウドリでも見られるらしい。
 
 とくに秋から冬にかけては日中の寒暖差が大きいので、上昇気流が発生しやすいのだとか。だから最近トンビをよく見かけるようになった、ということなのかもしれないな。で、ある程度の高さまで飛ぶと、グライダーのような滑空の飛び方に変わる。上空から餌を物色しているのだろうか。そもそも、あんな高い空から地表が見えるのか?…、見えるのだそうだ。すごいな。
 
 というわけで、毎日のウォーキングが楽しくなった。農道を歩くときは鳥たちによく出会う。雀がいて、ハクセキレイがいて、ムクドリがいて、カラスがいて、上空にはトンビがいる。で、手を振ってみる。するとトンビは…、無視。
 
 
 
20241124  
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2024.11.24  暇を持て余すって、まさか!  
 
 退職してから5か月が経とうとしているが、自由人(自称)として暮らしている毎日がとても楽しい。何時には起きなきゃいけない、何時までに寝なきゃいけないといった制約もないので気が楽である。とはいいながら、規則正しい生活をした方がいいのは言うまでもないだろう。とにかく、拘束されるということがなくなったので、精神状態も穏やかになったと感じている。
 
 最近は、YouTubeの動画をよく楽しんでいる。その中に、定年後に関するものがあったので、少し覗いてみた。他人と比べることをやめた僕は、他の人が定年後にどんな生活を送っているのかについては関心がなかったが、少し驚いた。定年後に自由を得たのに、暇を持て余して、何をしていいのか分からない人が多くいるのだそうだ。
 
 それを前提に、この動画は定年後の過ごし方について、いくつかの提言をされていた。どうでもいいとは思いながら、自分にあてはまるかを考察する。
 1定年後も仕事を続ける。60歳の定年を前提に、再雇用、新しい職場への就職、起業が挙げられていて、僕は年金受給までの再雇用を選んで4年半で退職。その後の就職の予定はない。好きなことをやっていたい。
 2夫婦で旅行を楽しむ。高齢の母親の介護が必要なので、長時間の外出ができない。実現性は極めて低く、仕方がないので諦めている。
 
 3新しい趣味を持つ。例示として、パソコン・インターネット、映画鑑賞、音楽鑑賞、読書、家庭菜園などが挙げられているが、僕の場合、いずれもかじっていることになるかな。映画も観たいし、音楽も聴きたい。DVDやCDがいっぱいあるので、いつでも楽しめる。読書は趣味というより、通勤時間帯の過ごし方として採用していたから今は減ってしまったな。家庭菜園というより、花や野菜(ししとう・ミニトマトなど)の園芸はコロナ禍のときから楽しんでいる。
 さらにウォーキングを毎日と、サイクリングを週末(土・日)に楽しんでいる。なぜ週末なのかは、物流関係の大型車がぐんと減るので走りやすいのである。あとギターを弾くこともあるが、才能はなく永遠の初心者である。
 
 4資格を取る。興味のない話なので、パス。
 5生前整理や終活を行う。整理整頓は常に必要だと思っている(全然進まない)が、この概念はなかったな。ま、ゆっくり考えてみることにする。
 6社会とのつながりを持つ。無理やりはよくないと思っている。機会があって、かつ気が乗れば、ということでいいだろう。
 
 というわけで僕の場合、定年前からの趣味を含め、やりたいことがいっぱいあって、あれして、これして、なにして、それして、もう忙しいのである。誰だ、退職後は時間がたっぷりあると言ったのは。で、あの言葉を思い出した。
 急がず、焦らず、がんばらず。
 
 
 
20241022  
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2024.10.22  ビール腹を何とかしなきゃ!  
 
 仕方がないことで悩まない、というのが主義だが、悩み事がひとつ発生した。そして今、それがはたして仕方がないこととして看過できるのか、いや、そうではないはずだ、という思いの岐路に立っている。実は、7月に仕事を辞めてから3か月くらい経って、徐々にではあるが、お腹が出てきたのである。何だそんなことかと笑われそうだが、年を取っても、いつまでも若々しく元気でいたいと思っている自分にとっては切実な問題なのである。
 
 若いころから、BMI指数もずっと21~23で、標準的な体型を維持してきた。30歳のころに体重が少し増えて、筋トレに励んで4か月くらいで元の体重に戻したこともあったな。だから、年を取ってもというか、仕事を辞めてからも体型だけは維持したいという思いがあった。であるのに、この体たらくである。要因のひとつははっきりしている。電車通勤をしなくなったことである。
 
 自宅から最寄りの駅まで歩き、乗換駅ではできるだけ階段を昇り降りし、到着駅からは職場まで歩いていく。何ら変哲のない行動に見えるが、トータルとしてはそこそこの運動量になっている。当然、帰り道もあるわけで、結果として朝と夕方にミニトレーニングを行っていたことになる。それを40ん年続けたのであるから、いま思えば凄いことだといえるだろう。
 
 もうひとつの要因としては、仕事をしていたときとずっと家にいる生活とでは、体を動かす量が全然違うことである。仕事をしていたときは、椅子に座ったり立ったり、階段を登ったり降りたり、お昼の外食では何を食べようかとあっちへうろうろ、こっちへうろうろ。家にいるときは、なんだかんだと動き回ってもたかが知れている。それと、喋る回数も極端に減っている。仕事の電話で応対するだけでも有酸素運動になっていたのではないか。
 
 これらのことは、仕事を辞めるときにすでに想定していたことではある。だから、通勤の替わりにといって、毎日3キロ(猛暑のときは2キロだったが)歩いているし、以前と同様に筋トレは続け、週末にはサイクリングもしている。が、これだけでは運動量として足りないということか。あ、もしかしたら…
 僕はお酒が好きで毎日飲んでいる。といっても缶ビール(350ml)1本と清酒2~3合程度である。休肝日はない。運動量が減ったのにお酒の量がそのままなので、アンバランスが生じているのかもしれない。
 
 これは由々しき問題である。ビールを飲むからお腹が出るというわけではなく、原因はおつまみにあるらしい。お酒を飲みながら食べると脂肪がつきやすいのだとか。かといって、肝臓に負担をかけないためには酒の肴は外せない。では思い切って、もっと歩いて、もっと筋トレをして運動量をぐんと増やしてみるか。でも、年を取ってからの激しい運動はどうかなあ、とも思う。
 さて、どうしたものか。ちょっとお酒を一杯やりながら考えることにする。
 
 
 
20240923  
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2024.09.23  迷走しまくった台風10号?  
 
 先般の令和6年台風10号は、実に面白い台風だったな。からかっているのではない。日本列島付近に長く居座り、大雨による被害が続出したので、けっして笑える話ではないのだ。予想進路が目まぐるしく変わるという、珍しいパターンの台風だったという意味である。ぜひとも記憶に留めておきたい。
 
 台風10号(サンサン)は、8月22日の午前3時にマリアナ諸島で発生した。サンサンの名前は香港が提案したもので、漢字では珊珊と書く。太平洋高気圧(小笠原高気圧)の西側に沿って、発達しながらゆっくりと北上する。北半球では高気圧の風向きが時計回りなのでこうなる。この高気圧の勢力が弱いせいか、当初の予想進路は近畿地方から東海地方に向かうものだった。
 
 ところが、南西の方角に近づいてきた寒冷渦がいたずらをする。寒冷渦というのは上空に強い寒気がある低気圧の一種で、風向きは北半球では反時計回りとなる。これが北上しようとしていた台風を西へ西へと引っ張るのだ。ここで予想進路は九州地方へ向かうものとなった。しかも、高気圧からは遠ざかるので速度は遅くなるし、海面水温が高いのでどんどん発達していく。九州に近づいた8月28日の午前0時に、気圧が935hPaとなり最高潮に達した。
 
 日本にやってくる台風というのは、太平洋高気圧の西側に沿って北上し、偏西風に引っ張られて日本列島をいっきに縦断するというのが定番のパターンである。ところが今回は、偏西風が日本のはるか北で吹いており、高気圧からも遠ざかってしまったので、どこに向かうのかが分からない状態となった。
 
 8月29日の午前8時ごろ、鹿児島県の薩摩川内市に上陸したものの、移動速度は「ゆっくり」の表示になってしまった。気象庁も頭を抱えていただろうとの想像もつく。その後はどうなのだろう。いろんな風向きをもとに判断したのだろうか。予想進路は九州を少し北上してから、四国地方、近畿地方へと向かうものになった。実際には近畿地方を逸れて、東海道沖へと進んだのだ。
 
 またもや問題が発生した。何とこの台風が、東と西の高気圧に挟まれてしまったのだ。東の高気圧は北へ引っ張り、西の高気圧は南へ引っ張ろうとする。俺はどっちへ行けばいいのだ、という状態で身動きできなくなった。移動速度は「停滞」の表示。で、9月1日の12時に力尽きて熱帯低気圧となった。
 
 とまあこんな感じなのだが、台風自身が迷子になったわけではない。台風は自分で動くものではないから、大海原の風待ちのヨットのようになってしまったのである。とにかく、近年では稀に見る台風だったといえるだろう。
 東海地方や関東地方を含め、各地で猛烈な風と大雨によって甚大な被害が発生したようである。被害に遭われた方にはお見舞い申し上げます。この台風の名前は珊珊(サンサン)だが、結局は散散(サンザン)だったな。
 
 
 
20240820  
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2024.08.20  たっぷりパリ五輪と高校野球!  
 
 猛暑日が続いてへとへとである。まさに「もう勘弁してください」だな。自由人(自称)になってから通勤というものがなくなったので、それに替わるものとして毎日2キロメートルくらいの散歩をしているのだが、もう暑いのなんのって。熱中症にならないためにも、汗だくの散歩の距離はこの2キロが限界である。涼しい季節になれば、もっと距離を伸ばそうと思っている。
 
 さて、今夏はパリオリンピックが開催され、我が日本のメダル数は、金20個、銀12個、銅13個となった。すごいなあ。しかも、金メダルの数ではなんとアメリカ、中国に次いで堂々の3位である。やったあ。そして、近代五種男子個人の佐藤大宗選手の銀メダルと、水泳男子10m高飛込の玉井陸斗選手の銀メダルは、日本人初のメダル獲得となった。これは快挙だと思ったな。
 
 それと、陸上競技女子やり投の北口榛花選手は、前回の東京オリンピックで、投てき種目で日本女子初のメダル(銅)を獲得している。そのときのコメント、「入賞を目標にしていたので、…メダルが取れてうれしい、…これから金を目標にがんばりたい」は、まだ記憶に新しい。その後は、やり投王国のチェコでトレーニングを積んでいたらしい。そして、なな、なんと、今回のオリンピックで見事に金メダルを手にしたではないか。これはすばらしい。まさに、たゆまぬ努力による血と汗と涙の結晶といえるだろう。本当におめでとう。
 
 ところで、パリオリンピックだが、自由人の特権(時間がたっぷりある)を活かして、全部は無理だが、可能な限りテレビ観戦をしてやろうと思った。が、しかし、日本とパリでは7時間の時差がある。ほとんどの競技が日本時間だと夕方から夜明け前までの時間帯に行われるのだ。これは誤算だったな。ヨーロッパではゴールデンタイムなのだろうが、日本に住む人々にとってはつらい時間帯だ。もちろん対策は講じた。たっぷりと昼寝をしたのだ。わっはっは。
 
 話はそれるが、卓球女子のある選手が帰国後の会見で、行きたい所はと問われ、「鹿児島の特攻資料館に行って、生きていること、卓球ができるのは当たり前じゃないのを感じたい」(要旨)と答えたことが、SNS上で物議を醸しているのだとか…。この発言の何が問題なのかさっぱりわからない。真意は「平和な世の中に生かさせてもらっていることに感謝したい」ということだと思うのだが。ん?C国がこの発言を批判している?ほっときゃよろしい。
 
 自由人の特権に戻る。今夏は高校野球の開幕式をリアルタイムで観ることができてうれしかった。ようし、はつらつとプレーをする高校球児たちをいっぱい応援するぞ。ところが不思議なことに、僕が応援するチームはことごとく負けるのだ。で、負けるたびに、シューズケースに甲子園の土を搔き集める球児たちとともに泣くのである。たぶん僕の心の中は、土まみれだろうな。
 
 
 
20240722  
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2024.07.22  ミニトマト豊作とツツジ伐根!  
 
 梅雨明けが宣言されたところだが、今年の夏は猛暑になるだろうといわれている。日本列島に太平洋高気圧(小笠原高気圧)が張り出し、さらにその上にはチベット高気圧が覆いかぶさるのだとか。えらいこっちゃとはいいながら、7月から無職となった我が身としては、無理をして出かけるということがなくなったので、少し余裕だな。自由気ままな生活を楽しんでいる。なはは。
 
 さて、今年もプランター2つにししとうの苗を4つ、8号鉢2つに万願寺とうがらしの苗を1つずつ、9号鉢2つにミニトマトの苗を1つずつ植えたのだが、酷暑でなかなか実がならなかった昨年とは打って変わって豊作となった。今夏の前半は暑いといいながら猛暑日はほとんどなかったので、これがよかったのかもしれない。酒の肴がぐんと増えて嬉しい限りである。なはは。
 
 特にミニトマトは実の重さで茎が折れてしまう始末。結束バンドで茎を支柱に固定させる作業がたいへんである。この結束バンドだが、ホームセンターの園芸コーナーでは緑色の結束バンドがよく売られている。目立たないようにという工夫なのかもしれないが、個人的にはどこを縛ったのかがよくわかるように、通常(荷造り用?)の白色の結束バンドを利用している。あ、どうでもいいか。
 
 話を変えよう。我が家の庭木で、ツゲ、ツツジ、槙の3本が並んでいるのだが、それぞれの木が大きくなって窮屈になってきた。しかも、真ん中のツツジの背が高くなってしまい、両側の木の剪定がままならないのだ。これまでは、隙間に高さ30センチほどの脚立を置いて、無理な姿勢で何とか剪定してきた。が、歳を重ねるにつれ、腰に負担がかかり、限界を感じていたのである。
 そこで、ツツジの木にお願いをした。「僕を助けてください」
 
 伐採の決意である。以前にも、幹の半分が腐ったウバメガシを伐採したことがあるが、今度は事情が違う。元気な木を伐採するのである。「君が邪魔だ」なんて口が裂けてもいえない。「ツツジの木は他にも2本あるし」って、これもただの言い訳に過ぎない。だから「僕を助けてください」としかいえなかった。
 
 まず塩を少し盛って手を合わせた。剪定バサミで枝葉を切り落とし、地面から50センチくらい高さで、幹を鋸で切った。翌日から雨が続いたので、伐根は一週間くらい後になった。で、伐根。園芸用つるはしと移植ごてで周りの土を取り除いていく。横に伸びている太い根を7~8本切ると幹がぐらつきだした。残りの根をいくつか切った後、いっきに倒した。もう汗だくである。
 ウバメガシのときは悪戦苦闘だったが、今回は意外と早く終えることができた。ツツジは下に伸びる根が少ないようだ。よってシャベルと鍬は出番なし。
 
 ところでこのツツジの切り株、なかなかいい形をしているのである。オブジェにしてその姿を残してやろうと思った。時間はたっぷりあるのだ。なはは。
 
 
 
20240623  
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2024.06.23  体の変化と運動と食事と!  
 
 個人的な話だが、60歳になってから身体が少しずつ変わってきたように感じている。まず体力だが、階段を上がるときに、2段ずつ上がることができなくなった。無理をせず、しっかりと一段ずつ上がるのだが、太ももがすぐに痛くなる。一方、下りるときは、膝や足首の踏ん張りが利かなくなって、はやく下りることができなくなった。自転車に乗っていても同じで、いっきに駆け上がっていた坂道では、だんだんと勢いがなくなってきて、途中で押して上がるようになった。
 
 早い話が、筋力が落ちてきたということだが、60歳を越えてから急激に落ちだしたように思う。まあでも、それはすでに感じていたことで、このままではいけないと思って、毎日ミニ筋トレをするようになって4年近くになる。筋力が大幅にアップすることはないが、衰えていくスピードにブレーキをかけている状態だといえようか。一応いまのところ、効果はあるといっていいだろう。
 
 次に、ここ数年の健康診断の結果に驚いている。高脂血症と診断されたのはずいぶん前のことで、数値はボーダーラインを越えたあたりで上がったり下がったり。でもこれはあまり気にしていない。問題はノーマークだった血圧値である。ずっと長い間、収縮期血圧値(上の値)が120~130だったのに、60歳を越えてから140~150くらいになった。でもまあ、年を取ると血管の伸縮性も下がるので、60代では普通の数値だという話も聞く。それに、いまのところ問診でも「薬を飲みますか」といわれたことがない。薬だけは飲みたくないな。
 
 また、もうひとつの体の変化は、老眼が進んで目が見えにくくなってきたことだ。年金の受給までといって再雇用で働いているが、デスクワークでパソコンを使うことが多く、少々つらくなってきた。普段は近視用の眼鏡をかけていて、机の上の書類は眼鏡をはずせばよく見えるのだが、パソコンの画面の文字は、眼鏡をかけてもはずしても見えなくなったのである。で、退職を決意した。
 
 となると、その後は生活が一変することになるので、これを機会に、生活習慣病対策としても、運動の仕方や食事の摂り方を少し見直してみよう。
 運動の仕方では、まずウォーキング。街の散策と称していっぱい歩いてみたい。また、週一くらいでサイクリングも無理をせず続けたい。それとコレステロール対策は、ダンベルを使う上腕の筋トレがいいらしいので、ミニ筋トレのメニューにこれを積極的に取り入れよう。あと、ストレッチもどんどんやろう。
 
 食事の摂り方では、何を食べるか、何を食べないかはあまり考えないことにした。好き嫌いがないので、偏食になることがないからである。それよりも食べる順番が重要で、まず野菜を食べて、次におかずを食べて、最後にご飯などを食べるのがいいらしい。そして、食べるときはよく噛んでゆっくりと食べる。お酒もゆっくり、ちびちびと飲む。あと、間食はせずに空腹の時間を増やす。
 以上、主なものを挙げてみた。まずは、できることから始めよう…なのだ。
 
 
 
20240525  
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2024.05.25  自転車に反則金制度導入?  
 
 5月17日、参議院本会議において、2024年改正道路交通法が可決・成立した。今回の改正で真新しいのは、16歳以上の自転車の交通違反に対して、反則金(青切符)制度が導入されたことである。これまで飲酒運転などの赤切符はすでにあったが、交通違反をしても、大半は警告カードの交付に留まっていたので、実効性がなかったということだろう。警察庁によると、全国の交通事故の件数は減っているのに、自転車が関係する事故は2年連続で増加しているらしく、こういったことも今回の改正の背景にあるようだ。
 
 自転車に乗る人の危険な行為を減らすために導入されたとあるが、喜ばしいことではない。太古に老子様がいっている。礼(礼儀・規則)がことさら大切にされだすのは、人心が失われていく為で、世の乱れのはじまりといえる…と。(老子:真崎守から引用)
 たしかに昨今は、歩行者がいても歩道を疾走したり、スマホをいじりながら運転したり、また信号無視や一時不停止違反をする人が増えたように思う。
 
 さて改正内容だが、年齢が16歳以上とされたのは、原付や普通二輪の免許が16歳から取得できることを考えれば、まあバランスが取れているかなとは思う。で、対象となる違反行為は、何と112もあるらしい。(ちょっと多すぎる?)反則金は、これから政令で決まるが、違反行為によって、5,000円から12,000円程度になり、2年以内に施行されるようである。
 
 ただし、取り締まりは、重大な事故につながるおそれのある違反を重点的に行うようである。具体的な違反行為としては、信号無視、一時不停止、右側通行などの通行区分違反、自転車の通行が禁止されている場所を通ること、遮断機が下りている踏切に立ち入ること、例外的に歩道を通行できる場合でも徐行などをしないこと、ブレーキが利かない自転車に乗ること、携帯電話を使用しながら運転すること、傘を差したりイヤホンを付けたりしながら運転をすることなどが挙げられている。でもまあ、普段から交通ルールを守りながら自転車に乗っている人であれば、何ら憂えるものはないともいえる。
 
 ところで、この自転車の反則金制度を導入することについて、賛成の意見は、自転車に乗る人が交通ルールを守るようになって、事故が減り、歩行者などの安全性が高まるから良いというものが大半で、これはよくわかる。首をかしげたのは、反対の意見のうち、自転車利用者にとって、反則金が経済的な負担になるというものだ。経済的?…何をいっている。反則金は自転車に乗るための費用ではない。あきらかに問題の本質から外れている。
 
 まとめ。個人的には反則金制度の導入は残念なことだと思っている。みんなが交通ルールを守れば済むだけの話なのに…。がしかし、事故が増えていることを看過できず、荒療治に踏み切ったといわれれば仕方がないかも。
 
 
 
20240421  
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2024.04.21  二代目とかちゃん、登場!  
 
 天気のいい休日の午前のことである。庭で草引きをしていると、視野の中で何かが横切った。ん?といって顔を上げると、トカゲだった。「おまえ、誰?」と心の中で呟いたが、この問いに意味はない。初めて見るトカゲなのである。
 塀のブロックの上にいるのだが、じっとしている。肌に艶があって、きれいな模様のトカゲだ。すぐにピンときた。これが大人のニホントカゲだなと・・・。
 
 ここ数年は庭でトカゲを見ていない。以前に、ニホンカナヘビの子供のとかちゃん(勝手につけた名前)がよくうろうろしていて、その後、とかちゃんが大きくなったのかどうかはわからなかったが、大人のニホンカナヘビを見たことがあった。カナヘビは肌がガサガサしていて、尻尾がやたらと長いのですぐに見分けがつく。いま目の前にいるのは間違いなくニホントカゲだ。
 
 あ、そういえば・・・、思い出したぞ。いつぞやの、庭の流し台に落ちてもがいていた、尻尾が青くてカラフルな子供のトカゲがいたな。(過去のトピックス、2019年の8月19日に書いている)
 「もしかして、おまえはあのときのトカゲなのか?」
 もちろん返事はない。が、ニホントカゲに興味を持った瞬間だった。
 
 ネットでいろいろと調べてみた。ニホントカゲ(日本蜥蜴)はその名のとおり、日本固有のトカゲで西日本に分布する。体長は10~20センチメートル。平地から山地にかけて、日当たりのいい石垣や庭先にすむことが多いようだ。活動するのは昼間で、変温動物だから日光浴をして、体温を上げてから動き回る。冬は体温を維持できないので穴の中で冬眠する。
 
 何を食べているのだろう・・・。トカゲは肉食系で、ミミズやクモなどの小動物や昆虫類を食べる。が、毛虫は嫌いのようである。特にダンゴムシはカルシウムが豊富でいい餌となるらしい。これは大歓迎だな。庭にたくさんいる。
 寿命はどれくらいなのだろう・・・。子供から大人になるまで2~3年、大人になってから2~3年で、5~6年というのが平均的な寿命らしい。となると、庭に現れたトカゲは微妙で、あのときのトカゲではないかもしれない。まあいいや。
 
 そこで、名前を付けてやろうと思った。以前のカナヘビのとかちゃんはもういないだろうし、今度はニホントカゲだから、やはりとかちゃんでいいだろう。二代目とかちゃんの登場である。初めて出会ってから、とかちゃんをよく見かけるようになった。ブロックの上で日光浴をしていたり、物置小屋の床を横断したり、床下の通気口を入ったり出たり。で、よく見ると、目がくりっとして可愛い顔をしているのだ。庭に出るたびに、とかちゃんと会うのが楽しみな今日この頃・・・なのである。
 
 余談。カナヘビがまた現れたら名前をどうしよう。実は決めてある。カナヘビは漢字で愛蛇と書くらしい。よって、かなちゃんと呼ぶことにする。
 
 
 
20240323  
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2024.03.23  ダンスが踊れたらいいな!  
 
 中国の、浙江省温州市(せっこうしょうおんしゅうし)出身の人気ダンサー、バービン・イリ(Barbin.ili)さんの動画をときどき観ている。漢字で芭比(Ba Bin)と表記されることもあるようだ。いずれも芸名だろう。1995年生まれの28歳、小柄ではあるが、美人で可愛らしい人である。ストリートで、カラクリ人形のような動きのロボットダンスをするのだが、観ていて楽しくなるのだ。ロボットダンスというジャンルはなく、正式にはポッピング・ダンスと呼ばれるものらしい。
 
 ロボットダンスは真新しいものでもない。1977年にジョン・トラボルタ主演のアメリカ映画「サタデー・ナイト・フィーバー」がヒットし、日本でもディスコブームとなった。ディスコには何度か通ったことがあるが、その頃からフロアでロボットダンスをする人がいたからである。ディスコとは、音楽が流れてフロアで踊ることができるダンスホールのことだが、1990年代以降はクラブと呼ばれるようになったから、いまでは死語になってしまったかもしれない。
 
 さて、ダンスといえば社交ダンスというのがある。ディスコダンスのように一人で踊るのではなく、男女がペアとなって踊るダンスである。少し心得がある。1980年代?にダンスパーティーが流行したこともあり、ハイレベルは望まないが、少しは踊れるようになりたいなと思って練習会に参加したことがあった。
 社交ダンスの種目は十何種類あるらしいが、まったく経験のない人が少し覚えたいというのであれば、ブルース、ジルバ、マンボの3種目で十分ではないかと思う。ルンバも少しかじってはみたが、ちょっとステップがややこしい。
 
 まずブルース。スローテンポの音楽に合わせて踊るもので、体勢は男性の左手に女性の右手を乗せ、男性の右手は女性の背中に、女性の左手は男性の肩にといった感じだったかな。基本ステップはスロー・スロー・クイック・クイックで、スローで一拍、クイック・クイックで一拍。つまり3拍子となる。足の順序は男性が左、右、左・右で女性はその逆となる。スローなので踊りやすいと思う。
 次にジルバ。アップテンポの音楽に合わせて踊るもので、スタート時の体勢、基本ステップ、足の順序はブルースとほぼ同じである。が、女性にとっては身体を回転させることが多く、忙しいダンスではある。
 最後にマンボ。リズミカルな4拍子の曲に合わせて、男女が向き合って踊る。接触はほぼない。基本ステップはクイック・クイック・スロー。クイックで一拍、スローで二拍の4拍子で、足の順序は左・右・左、右・左・右で相手はその逆。
 これらのダンスがどんな踊りなのかは、動画がたくさん配信されているので、御覧になってみてください。いま思えばダンスパーティー、楽しかったです。
 
 話をロボットダンスに戻す。バービンさんの動画を観ていて、これって身体にいいかも、と思うようになった。首を回したり、肩を上げたり下げたり。とにかく身体のあらゆる関節をよく動かしているからだ。
 で、真似事のように少しやってみた。ポキッ、パキッ、あたた・・・
 
 
 
20240224  
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2024.02.24  マラソン大会、みんながんばれ!  
 
 近年は、大都市のみならず、地方都市でも多くのマラソン大会が開催されるようになった。いわゆる市民参加型のマラソン大会である。我が町でも10年くらい前から毎年2月に開催されている。テレビでも放映され、みんなが楽しそうに走っている。が、参加する気はまったくない。フルマラソンの42.195キロは、思い立ってパッと走れるものではない。普段からトレーニングが必要なのだ。
 
 さて先日、我が町のマラソン大会が開催された。フルマラソンのトップランナーは、どれくらいのスピードで走るのだろう。すごく気になった。
 「よし、沿道での応援をしに行こう」
 そこで、マラソンコースの自宅からいちばん近い地点を、トップランナーがいつ通過するのかを予測してみた。
 「お、これなら午前9時のスタートと同時に自宅を出ればいいな」
 マラソンコースに向かって、サイクリングをしようという魂胆である。
 
 ところが、である。サイクリングの準備に手間取って、出発が10分くらい遅れてしまった。間に合わないかもしれないといって、必死にペダルを回した。普段ならのんびり走らせるのに、この日ばかりは必死のパッチだった。
 交通規制のガードマンが見えた。自動車は規制されているが、自転車はフリーである。もうしばらく行くと、今度は沿道のガードマンに出会った。すかさずトップランナーは通過したのかを聞いてみると、まだだという。間に合った。
 沿道に自転車を置いて、トップランナーが来るのを待った。いままでにマラソンランナーを間近で見たことがないので、少しドキドキである。
 
 白バイ2台に先導されて、トップランナーがやって来た。そして、目の前を通過して行く。断トツの独走態勢のようだった。おお、速いなあと思いながら、「がんばれ~」である。こんなスピードで時間にして2時間とちょっと、距離にして42.195キロを走り続けるのか?・・・。すごいなあと思っているうちに、2位グループが通過。そのあと次々にランナーが通過して、しばらくしてからは大集団が通過し続けるのだ。いわゆる市民ランナーたちであろうか。
 
 それにしても、走っている人たちの表情が様々で面白い。にこやかに笑顔を振りまいて走る人。必死の形相で悲壮感を漂わせて走る人。男性なのに女装をして走る人。そういえば、全身スパイダーマンの格好をしていた人もいたぞ。全体的には楽しそうで、お祭り騒ぎのような雰囲気だった。「がんばれ~」と声援を送るのだが、次々とランナーたちがやって来るものだから、やめるにやめられない状況になってしまった。いやあ、沿道の応援は意外と楽しい。
 
 かれこれ一時間くらいは経ったであろうか。そのうちに、なんとなく自分も参加していて、元気をもらっているような感覚だったな。
 ありがとう、そして・・・「みんな、がんばれ~」
 
 
 
20240120  
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2024.01.20  何たることか能登半島地震!  
 
 新年を迎え、お祝いと称して、おせち料理を肴に昼酒をいただいたあと、まもなくそれはやってきた。令和6年能登半島地震である。あちこちで山が崩れ落ち、あちこちで大地が口を開け、そして多くの家が倒壊し、多くの家が津波に飲み込まれ、さらには町の一部の地域があっという間に燃え尽きてしまった。何たることか。よりによってなぜ元日なのかと思った人も大勢いるだろう。今年はよい年になりますようにと祈った矢先の出来事なのである。被害に遭われた方にはお見舞い申し上げ、亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
 
 同じような大規模災害として、平成7年の阪神淡路大震災(兵庫県南部地震)、平成23年の東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)が記憶に新しい。次は南海トラフ巨大地震が起こるのではないか(近い将来、確実に起こるといわれている)と心配していた中、能登半島である。4つのプレートが密集し、活断層だらけの日本列島に我々は住んでいる。いつなんどき地震災害に見舞われてもおかしくはないのだ。能登半島だけではない。明日は我が身である。
 
 テレビのニュースを見ていて、日本の国はすごいなと思った。災害が起こると、役所はすぐに避難所を設けて住民のみなさんを誘導し、全国からはたくさんの救援物資が届く。倒壊した建物から人を救い出すため、すぐに全国から消防隊員たちが集まってくる。道路が寸断されて、孤立した集落に救援物資を届けるために、自衛隊員たちが道なき道を進んで行く。断水して困っていれば給水車がやってくるし、何日か経てば自衛隊がテントの入浴設備を用意してくれる。避難所では、文句を言う人は誰もおらず、みんながお互いに助け合って行動している。日本人が持つ我慢強さの賜物であろうか。
 
 今回の地震は震度7だというから、よほど強い揺れだったのだろう。それにも増して、大規模な液状化現象である。道路はでこぼこになり、建物は傾いてしまって、被害がさらに大きくなっている。だから、地震が収まっても、まずは地盤工事からかからなければならないだろうから、生活再建までかなりの時間を要することになるかもしれない。
 
 震度7といえば、十数年前に淡路島の北淡震災記念公園にある野島断層保存館に行ったことがある。兵庫県南部地震の震源地で、ずれた断層面が保存されている。で、その保存館に地震体験コーナーがあって、震度7がどんなものかを体験してみたのだが、前後左右に揺れるだけでなく、下から突き上げるような強い揺れもあって、まったくもって動けなかった。震度7のレベルでは、逃げるに逃げられないということがよくわかった。
 
 何年か後に確実に起こるとされている南海トラフ巨大地震では、全国規模の甚大な被害が予想されている。運命に任せるしかないとは思うが、心構えだけはしておかなくちゃな。
 
 
 
 
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