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 ケイ・キンが自由気ままにいろんな話題について書いています。
  (写真は本文と関係があったり、なかったり・・・、です)


20201219  
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2021.12.19  雨雲データマップが便利だ!  
 
 僕は教室の中にいて、壁に掛けられた大きな時計を見た。針は12時30分を指している。あ、あと30分経つと雨が降るのか?・・・と、心の中で呟いた。でも雨は降らなかった。曇り空ではあったが、雨が降る気配はまったくない。あれ、おかしいな・・・と思った。なぜなら、今朝のテレビの天気予報で「曇り一時雨」と言っていたからである。僕がまだ小学生だったときの話だ。
 
 いま思えば、アホちゃうか、という話だが、当時は午後一時に雨が降るものだと思っていた。もちろんその後に、天気予報でいう一時とは時刻ではなく、ある時という意味で使われていることは理解したのだが・・・。どうりで曇り三時雨とか、五時雨とかがないわけである。ただ救われたのは、口には出さず、心の中で密かに思っていたことなので、人にはバレなかったことだろう。
 
 気象庁のホームページを覗いてみると、時に関する用語のページで「一時」の説明があった。それによると、~現象が連続的に起こり、その現象の発現期間が予報期間の1/4未満のとき~とされている。そして、その備考欄に書かれていることが面白い。~時刻の1時とまぎらわしいので、「…午後一時雨」とはせずに「…午後には一時雨」とする。~とある。
 なはは、まったくもってそのとおりだ。まぎらわしい。が、そういえば、たしかに天気予報では「曇り午後一時雨」とは言っていないな。でもまあ、小学生の脳みそ(僕のこと)だから、思考力不足は免じてもらおう。
 
 ところで、近年は、気象衛星ひまわり、気象レーダー、蓄積された気象データなどによって、年々天気予報の精度が高くなってきている。特に雨の予報では、スマホのアプリなどで、少なくとも数時間後までの降水量の予想分布を見ることができるようになった。これがとても便利な代物で、僕の場合、スマホでNHKニュース防災の雨雲データマップをよく利用している。
 
 雨雲を観測する気象レーダーの仕組みは、気象庁のホームページで、~アンテナを回転させながら電波を発射し、その電波が戻ってくるまでの時間から距離を測り、戻ってきた電波の強さから雨の強さを、また、電波の周波数のずれを利用して雨の動き(風)を観測する。~と説明されている。
 なるほど、そうだったのかあ、といって理解したフリをしておこう。
 
 ある日の通勤時、電車から降りると、どしゃぶりの雨だったことがある。そこで、すかさず雨雲データマップを見ると、10分後に小降りになると予想されていた。で、迷わず駅で10分ほど雨宿り。ずぶぬれにならなくて済んだ。サイクリングでもよく利用する。「晴れのち雨」の休日に雨雲データマップで確認。午前中は晴れのままだな、よし行こう・・・とまあ、こんな感じである。
 世の中はどんどん技術が進んで便利になっていく。ついていかなくちゃ。
 
 
 
20211121  
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2021.11.21  コロナワクチンをやっと接種!  
 
 まわりの人たちから「もう打ちました?」とか、「え、まだ打ってないの?」とか言われ続けていたが、難なく申込みができるようになったら打ってもらえばいいかなと、のんびり構えていた。コロナワクチンの話である。
 65歳にはなっていないし、医療従事者でもない。お世話になっている病院も、たまに検査をしてもらう程度で、日常の健康相談を受けているわけではないから、かかりつけ医とまではいかない。だから大規模接種会場しかないと思ったが、希望者が殺到していて、なかなか申し込めなかったのである。
 
 で、ようやく、先月(10月)上旬に申し込むことができた。焦っていたわけではないが、正直なところ、ワクチン難民でなくなることにホッとした。大規模接種会場で扱っているのはモデルナ製のワクチンだった。ファイザー製に比べて、副反応が現れやすいので人気はいまいちだが、その分よく効くとの評判もある。まあ、どちらでもいい。副反応?上等だ。覚悟はしている。
 
 当日になり、いよいよワクチン接種である。人生における貴重な体験といえるから、記憶に留めておこう。会場となっている施設に行くと、敷地に入った途端に体温を測定された。「いきなりかよ」と思っていたら、会場の入口でも再び体温測定だ。で、説明書入りのクリアファイルを手渡されて、待合の椅子を案内された。すでにたくさんの人がいて、かなり待たされたが不満はない。
 
 「次の人、どうぞ」と呼ばれ、まずは受付で予診票、接種券、身分証明書の確認だった。ここで3度目の体温測定だ。36.2度、この数字が予診票に記入された。「案内に従って進んでください」といわれて進むと、次は予診票の記入内容確認で、続いて予診だった。内容はインフルエンザ予防接種の予診に似ている。特に問題はないので接種OKと判定された。そして、ようやくワクチン接種の場所に来た。担当はどうやら歯科医師のようだ。てっきり上腕三頭筋に打つのだと思っていたが、実際は肩の三角筋だった。さほど痛くはない。
 
 ワクチンの注射が終わって、接種済証を受け取り、最後に15分間の経過観察だ。稀であるが、接種直後に具合が悪くなることがあるらしい。15分が経過し、出口のところで予診票を提出して、1回目のワクチン接種が無事終了。接種当日の飲酒はお控えくださいとあったが、少しくらいならいいだろう。
 副反応は、2日ほど肩に少し痛みを感じたが、発熱もなく、たいしたことはなかった。が、4週間後に2回目の接種を終えたときは、当日の夜に肩がすごく痛くなり、次の日は終日37.5度の発熱があって、体がだるかったな。でも翌朝になると平熱に戻っていた。どうやらこれが平均的な副反応のようである。
 
 ワクチンを打ったからといって感染しないのではない。感染しても重篤化を防ぐのが目的である。コロナから自分の身を守るためには、マスクの装着、手洗いの励行、3密を避けることこそが重要なのだ・・・ですよね?
 
 
 
20211022  
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2021.10.22  空を見るのが好き?(第2弾)  
 
 今月の9日、土曜日の夕方のことである。スーパーで買い物をしたその帰り道。南西の空を見てすかさず、「わあ、きれい~」と声を出した。
 金星と三日月のコラボレーションである。しかも、この日は快晴で雲ひとつなく、山の稜線のオレンジ色を除いて空は濃紺一色だった。だからなおさら、このコラボがいっそう美しく見えたのかもしれない。
 
 天体望遠鏡を持っていなくても、天文学の知識があまりなくても、誰もがこのささやかな天体ショーを肉眼で楽しむことができる。呼び名は金星と三日月ではなく、宵の明星とお月様でもいいだろう。たまたま遭遇しただけだが、なんだか得をした気分になった。肉眼でもよく見えるが、双眼鏡で見るとさらに美しく見えるらしい。いちど試してみよう・・・
 
 ネットではたくさんの人が、この金星と三日月のコラボについて投稿していた。写真を掲載したり、感想を述べたり・・・。同じように感動を覚えた人がたくさんいるというのは嬉しいものである。そして、この日は三日月の左少し上に金星があったのだが、翌日の10日になると、金星は三日月の右少し下に移動し、三日月の下にアンタレス(さそり座の恒星)が現れるらしい。
 
 ということで、翌日の夕方も南西の空を眺めてみた。金星と月はすぐに見えたが、アンタレスの星がわかりにくかった。が、よく見てみると、あった。常に輝いているのではなく、またたいているのである。あらかじめそこにあると知っていないとわからないだろうな。太陽に照らされて輝く金星や月と、自らが光る恒星との違いだろうか。個人的には、前日のコラボの印象の方が強かったな。
 
 日頃から空を眺めるのが好きである。これからの季節では、夜空に輝く北斗七星やオリオン座を眺めることができるだろう。楽しみである。満月が東の空に出現したときも嬉しくなる。なにしろでかいからねえ。高くなると小さくなっちゃう。不思議だ。地球と月の距離が短くなったときの満月、いわゆるスーパームーンを見ることができたらもう最高である。雲よ、邪魔しないでくれ。
 
 昼間の空もよく眺める。「うわあ、今日は雲ひとつない・・・いや、あった」といって眺めるブルースカイは気持ちがいいし、「ロンドンの空って、こんな感じなのかな?」といって眺めるクラウディスカイも悪くない。秋の季節に巻雲(すじ雲)や巻積雲(うろこ雲)が現れると、「わあ、今日は空が高いなあ」となる。で、なんといっても圧巻は、沈みゆく真っ赤な夕陽だろう。線香花火が燃え尽きて、最後の赤い塊がぽたりと落ちていくのに似たような寂寥感がたまらない。が、明日になれば太陽はまた昇るのだ。よし、がんばろう・・・となる。
 
 坂本九さんの唄じゃないが、毎日が「上を向いて歩こう」なのだ。
 あ、ちょっと意味が違うか・・・
 
 
 
20210924  
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2021.09.24  スマホという存在、恐るべし!  
 
 信号機のない小さな交差点での出来事である。交差する道路に歩道は完備されていて、ひっきりなしというほどではないが、自動車やバイクが何度も通過する。その交差点の前方から手前に向かって、ひとりの若い女性が歩いてくる。終始うつむき加減で、スマホをいじりながら・・・である。
 その女性が交差点に差し掛かった。が、なんと・・・、一旦停止することもなく、左右を見て安全を確認することもなく、停止した自動車に注意を払うこともなく、ひたすらスマホをいじりながら横断歩道を渡り切ったのだ。
 
 驚いた。メールかLINEで、急いで返信する必要があったのかもしれないが、人は普通、交差点に差し掛かると、自動車やバイクが来ないかどうかの安全を確認しながら道路を横断するものだろ。交通ルールとかの問題ではなく、人間にはそういった防衛本能が働くはずだ。自分の身を守ろうとする防衛本能さえも奪い取ってしまうほどのスマホという存在、恐るべし・・・である。
 
 そういえば・・・といって、2ケ月ほど前に東京の板橋区で起こった踏切事故のニュースを思い出した。東武練馬駅のすぐ横の踏切内で、帰宅途中の女性が電車にはねられて死亡した事故である。警視庁によると、女性は遮断機が下りる前に歩きスマホをしながら踏切内に入り、踏切の出口に差し掛かったところで警報機が鳴って遮断機が下りたのだが、踏切内に立ち止まったままスマホを見ていて電車にはねられたということらしい。
 
 つまり、スマホに気を取られていて、踏切の外にいると思い込んだ可能性があるということだ。踏切は危険な場所であって、誰もが早く通り過ぎたいと思うはず。一瞬でも顔を上げていれば、自分がどういう状態なのかがわかったはずなのに、それさえも許してくれないスマホという存在、恐るべし・・・だ。
 
 歩きスマホの人を非難しているわけではない。個人的には、自動車を運転しながら、あるいは自転車に乗りながらスマホをいじる超危険行為に比べれば、歩くスピードはたかが知れているので、周囲の安全を確認しながらであれば、まあぎりぎりセーフかなと思っている。(少し甘いかもしれない)
 といいながら自分はしないし、しようとも思わない。怖いですからね。
 
 問題の本質は歩きスマホの良し悪しではなく、周りに注意を払わず没頭してしまうところにあるのではないだろうか。スマホはたしかに便利な代物だが、歩きながらも没頭してしまうというのは、何だか逆にスマホに振り回されているような感じがします。何をそんなに急いでいるのだろう。急ぎながら急ぐなんてもともと無理だし。とにかく、そんな人に遭遇したらこちらが逃げましょう。
 
 酒は飲んでも飲まれるな、という戒めの言葉がありますね。ならば、スマホは使っても使われるな、ともいえるのではないでしょうか。
 
 
 
20210821  
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2021.08.21  自転車のタイヤを交換したぞ!j  
 
 先日サイクリングをしていたときのことである。狭い道路を走っていて、後ろから自動車が近づいてきたので、路肩から少し左によけた。が、でこぼこのコンクリート部分に乗り上げてしまい、後ろのタイヤが「ガガガッ」と音を立てた。
 その後の走行に支障はなかったが、少し気になったのでタイヤを確認してみると、「ぎょえ~」である。なんと、タイヤの表面が裂けているではないか。しかもぺらぺらである。繊維は無事なので、なんとか家に戻ることはできた。
 
 落ち込む必要はない。タイヤを交換すればいいだけの話である。自転車はダホンのミューSLXで、タイヤはパナレーサー・ミニッツライト20×1.25(スリックタイヤ)を装着しているのだが、このタイヤは一般の自転車店では販売されていなかった。取り寄せ注文になるらしい。
 「よし、ネットで購入して、自分で交換してみよう」
 
 タイヤは注文してから2日後に配達されてきた。折りたたんであって小さな箱に入っていた。箱から取り出すと、新品タイヤのゴムの匂いがした。
 「よーし、いまからタイヤを換えるぞ。おーっ」
 タイヤ交換の作業は次のとおりだ。
 
 あらかじめ前後輪のブレーキパッドを外しておく。
 ハンドルとサドルを支点にして自転車をさかさまに立てる。
 後輪の軸を抜き、チェーンを外してタイヤを取り出す。
 空気を抜いて、リムからタイヤを外す。
 リムテープとチューブはまだきれいなので、そのまま使う。
 新しいタイヤをはめ込み、空気を入れる。
 自転車の本体にタイヤを装着し、軸を差し込み固定させる。
 チェーンをはめて後輪の作業は終了。
 前輪の軸を抜き、タイヤを取り出す。
 タイヤ交換の要領は、後輪と同じである。
 前輪はチェーンが関係ないので比較的簡単である。
 さかさまの自転車を元に戻し、ブレーキパッドを付ける。
 ブレーキパッドの調整をして全作業終了。
 
 自分でタイヤを交換するのは初めての経験だったが、割合スムーズにできたと思う。唯一緊張したのは、タイヤの裏側にべったりとくっついていたチューブを剥がすときだ。後から思えば何でもないことのような気もするが・・・
 
 スリックタイヤは溝がないので、どれだけ摩耗しているのかがわかりにくい。ケーシング(繊維)が見えてからでは遅いようだし、このタイヤにはスリップサインもない。パナレーサーのサイトによると、タイヤをリムから外して厚みを確認するようにと説明されている。やはり交換時期を判断するのはこの方法しかないのかな。ちょっとまどろっこしいが、仕方がないのかも・・・うん。
 
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20210724  
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2021.07.24  東京オリンピック、開催!  
 
 幼稚園児になるまでの記憶は皆無と言っていいくらいだが、おぼろげに憶えていることがある。東京オリンピック(1964年)の聖火ランナーが、トーチを掲げながら石畳の国道を走っていく姿である。映像ではない。実際にこの目で見たのである。トーチを持ったランナーを先頭に、伴走者が何人もいて隊列を組んで走っていくのだ。余興的ではなく厳粛なムードが漂っていたなあ。
 
 この日は何が何だかよくわからないまま親に連れられて来たのだが、まだ小さかった(4歳?)から沿道の人垣で何も見えなかった。で、おまえはこれに乗りなさいと言われて、石のゴミ箱の上に立って見たのはよく憶えている。ランナーたちは普通に走っていくので、残念ながら後ろ姿しか記憶にない。トーチの火からは白い煙が尾を引いていて、全員が白のランニングシャツとパンツだったような・・・。そんな曖昧な記憶だが、いまでは思い出のひとつになった。
 
 リアルタイムでオリンピック競技の映像を見た記憶はまったくない。裕福な家庭ではなかったからテレビがまだなかったかもしれない。当時ではテレビ、洗濯機、冷蔵庫が三種の神器と呼ばれたほどである。オリンピック競技の記憶があるのは次のメキシコオリンピックからだ。マラソンの君原健二選手が2位で陸上競技場に戻ってきて、首を振りながら必死に走ってゴールし、銀メダルを獲得したときは感動ものだった。サッカーの釜本邦茂選手が後方からのパスを胸で受けて振り向きざまにシュートを決めたシーンもよく憶えている。
 
 さて、あれから56年が経ち、再びの東京オリンピックである。ところが、開催が決まったときの喜びとは裏腹に、新型コロナウイルス感染拡大によるパンデミック(世界的流行)で一年延期を余儀なくされ、さらには開催を中止すべきだとの声も多数あった。世界中のアスリートたちはこの日のために不断の努力をしている。たしかにパンデミックの中での開催はリスクを伴うが、だからといって、アスリートたちの血と汗と涙の結晶を簡単に砕いてしまっていいのだろうか。
 
 例えは違うが、東西冷戦下で旧ソビエト連邦がアフガニスタンに侵攻し、西側諸国とともに日本がモスクワオリンピック(1980年)をボイコットしたとき、金メダル確実と言われていた柔道の山下泰裕さんの、参加できない無念さを表明した涙の記者会見がいまでも忘れられない。スポーツを通して、世界中の国がひとつになって世界平和を目指すのがオリンピックのはずである。
 
 今回の東京オリンピック、とにかく成功してほしい。そのためにはアスリートたちが安全に、かつ安心して競技ができるよう、日本国民のみんなが協力し合うべきだろう。そのひとつとしての無観客試合も仕方がないといえる。昨日、とりあえず無事に開会式が行われた。コロナのパンデミックの中、世界中からたくさんのアスリートたちが参加してくれている。
 ありがとう・・・である。
 
 
 
20210620  
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2021.06.20  物が壊れるのは仕方がない?  
 
 不老不死。何という恐ろしい言葉なのだろう。永遠に若いままで、しかも死なないだと?・・・。んなことあるわけねえだろ。人はこの世に生を受けた以上、必ず死ぬのだ。いかん、少し興奮したようだ。こんなことで命を縮めたくない。
 
 秦の始皇帝は、強力な権力を手にしたあと、永遠の命が欲しくなって、方士(ほうし)の徐福という人に不老不死の薬を探させるのだが、最後に水銀を不死の薬だと信じて飲み、すぐに死んでしまったのだとか・・・。不老不死への憧れはわからなくもないが、そこまでやるか、という話ですよね。
 そういえば、不老不死が得られる聖杯を求めて冒険する「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」(1989:米)という映画があったが、話のオチは、その聖域だけでしか効果がないというものだった。あくまでも伝説的なもので、現実には不老不死なんてありえないということだろう。
 
 大学などでは不老不死の研究がされていると聞く。お疲れさまと言いたいところだが、神への冒涜とならないか心配である。が、人は死ぬものであるという前提で、不老長寿をめざす研究ならありかなとも思う。いつまでも若く、長生きしたい。これは多くの人が共通して願っていることではないだろうか。
 
 ところで、なぜこんな話題になったのか。実は、我が家の給湯器のヒートポンプが壊れてしまったのである。修理するには十数万円かかるらしい。ついでに本体も点検してもらうと、いくつか傷んでいる箇所があって、その部品はもう生産されていないのだとか。ここは思い切って丸ごと買い替えた方がいいかもしれない。その場合50万円くらいかかるらしい。ぎょえ~。このとき、何でも寿命というものがあるのだなと痛感したのである。人に寿命があるように、物にもあるのだなと・・・。
 
 15年前にオール電化に踏み切ったのだが、何年か後に給湯器に一度不具合が起きたことがある。そのときは部品ひとつを交換し、ん万円の修理代で済んだのだが、その後、IHクッキングヒーターが壊れて買い替え、さらに、トイレのウォシュレットの湯が出なくなり、10年を超えていたので便器に合う製品がもうないとのことで、結局これも便器ごと買い替える羽目となった。
 
 家電製品の寿命は10年とよくいわれるが、経験上なるほどと思う。寿命を超えた製品のための部品はもう生産しないというのも頷ける。我が家ではこれから冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、エアコンが寿命という運命を待っている。仕方のないことだとわかっているのだが、はあ~・・・溜息である。
 1982年にリリースされたムーンライダーズの音楽アルバム「青空百景」にこんな歌詞がある。不偏の真理を明瞭簡潔に表現していると思った。
 「物は壊れる、人は死ぬ」
 
 
 
20210523  
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2021.05.23  アロエ化粧水を作ってみた!  
 
 我が家に鉢植えのアロエがふたつある。5年ほど前の冬に凍死寸前になり、数か月後に復活したあのアロエである。たくましく育っているのはいいが、少し大きくなりすぎたようだ。アロエは剪定する必要はないが、少し身軽にしてやりたいと思った。が、そのまえに・・・ただ切るだけでは、もったいない。
 
 アロエにはサリチル酸や糖タンパクが含まれていて、痛みを緩和し、炎症を抑える働きがあるので、火傷のときに塗ると良いといわれる。また、アロエに含まれるアロエステロールは、コラーゲンの生成を促す作用があるらしい。
 よし、アロエ化粧水を作ってみよう。
 
 そこで、インターネットで「アロエ化粧水 作り方」を検索し、~「アロエの化粧水」の作り方~という名のサイトを参考にして作ることにしました。とてもわかりやすく説明されているので、引用させていただきます。
 
 材料はアロエの葉、エタノール(消毒用)、グリセリンと精製水である。さっそくドラッグストアに行って、消毒用エタノール(500ml)、グリセリン(100ml)と精製水(500ml)を購入しました。それと、100均の「セリア」に行って、PET保存容器(430ml)、計量カップ(最大目盛容量300ml)と完成した化粧水用のボトル(300ml)を併せて購入しました。
 
 まず、アロエエキス(原液)を作ります。
 (1)アロエの葉を5ミリ幅に切って密閉容器に入れる。(2)アロエがひたひたになるくらいにエタノールを加える。(3)2~3日経って、容器の中の液体が茶色っぽくなったらアロエを取り出す。
 実際には4日後になったのですが、キッチンペーパーでろ過させて計量カップに入れました。これでアロエエキス約100mlが出来上がりました。
 
 次に、化粧水を作ります。
 アロエエキス、精製水、グリセリンを配合するのですが、サイトでは冬季向けのしっとり型の配合割合(2:2:1)と、夏季向けのさっぱり型の配合割合(4:5:1)が紹介されていて、季節柄、さっぱり型を選びました。
 アロエエキスは100mlの目盛りに少し届かなかったのですが、まあいい、100mlということにしておこう。で、精製水125mlとグリセリン25mlを加えてアロエ化粧水の出来上がりです。なお、原液を作るときのエタノールはアルコールがきつめなので、代わりに焼酎(ホワイトリカー)で作ってもいいらしいです。
 
 アロエ化粧水は、必要なものがドラッグストアと100均で手に入るので、誰でも手軽に作れるのだなという印象を受けました。
 現在お試し中です。で、効果のほどは・・・、いまのところ???です。
 
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20210424  
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2021.04.24  鳥取砂丘、50年前の空き缶?  
 
 鳥取砂丘で約50年前のファンタグレープの空き缶が発見されたそうである。しかも、砂に埋まったものは腐食しにくいらしく、この空き缶もあまり錆びていなかったので、字やデザインもはっきりとわかるのだとか。発端は鳥取砂丘ビジターセンターの人がSNS用の写真を撮るために散策していたとき、偶然に見つけたことである。そして、写真をSNSで発信したところ、インターネット上で拡散したようだ。その後、この空き缶は当センターに展示されている。
 
 日本コカ・コーラによると、1968~74年に販売されていたものに間違いないとのことで、懐かしいとか、貴重なものだとか、大きな反響を呼んだらしいが、何をいっている。ただのゴミである。50年後に意外なものが見つかったからといって、この空き缶を捨てた人が功労者となるはずがない。ま、偶然に落としてしまったという可能性を否定できないが、本質は残念な話題のはずだ。
 
 日本コカ・コーラの広報では、「当時ポイ捨てされた可能性が高く、容器の回収とリサイクルをさらに強化する必要性を感じた。また、ポイ捨てはやめましょうという発信を強化していきたい」と締めくくっている。もちろん協力するぞ。
 また、鳥取砂丘ビジターセンターでも、「未来の話題になるからというゴミの投棄はいけない。自分もやろうと思うか、そんなに経っても自然に帰らないのかと思うかは皆さんの心次第だ」と、諭すように注意喚起をしている。いいぞ。
 
 鳥取砂丘は、途方もなく長い年月をかけた自然の造形美であり、壮大で、神秘的で、とても美しい砂丘である。ここには何度か訪れているが、いつもその美しい景色に感動する。もちろんブルースカイの晴れた日がいちばんいい。なぜ美しいのかといえば、きめ細かな白砂のせいだろう。裸足で歩いている人をよく見かけるが、気持ちはよくわかる。思わず裸足になりたいほどのきめ細かな白砂なのだ。が、これが曲者で足が砂にめり込んでいくので、歩きにくいことこの上ない。靴は履いている方がいい。真夏だと火傷するかもしれない。
 
 馬の背と呼ばれる丘の上まで行くのに、傾斜の緩やかなコースと急なコースのどちらを選ぶかは人それぞれである。急なコースを選ぶと頂上に着いたときはへとへとになる。が、丘の上からの眺望は格別で、もう地球的規模の眺めといえる。何度訪れても飽きない場所である。ただ、風の強い日は顔に砂がバチバチと当たるので要注意だ。で、登るのは緩やかなコース、降りるのは急なコースがお薦めである。降りたところにオアシスみたいなのがあって(実際に水が流れている)、一味違った風景を楽しむことができるからだ。
 冬の砂丘には行ったことがない。馬の背の丘の上から、荒海の日本海を眺めてみたい気もするが、季節風が冷たいだろうな。やめとこ。
 
 まとめ。美しい鳥取砂丘にポイ捨てのゴミは似合わない。故意にゴミをポイ捨てするような人は、即レッドカード(退場)・・・ですよ。
 
 
 
20210320  
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2021.03.20  春夏秋冬それぞれの期間は?  
 
 名曲の「花」を~春の うららの 隅田川 のらり くらりの~と、もじって歌ったのは漫才師のオール阪神巨人さんたちだが、~雪が溶けて 川になって 流れて行きます・・・もうすぐ春ですね~と、往年のアイドル、キャンディーズが歌った「春一番」という曲もまだ記憶に新しい。
 日本には春夏秋冬の四季というものがある。では、それぞれの季節の期間はいつを表すかというと、いろいろな区別の仕方があるようだ。
 
 気象庁のホームページを覗いてみた。目次の知識・解説から入ると天気予報に用いる用語(予報用語)というのがあって、時に関する用語のページで季節を表す用語が説明されている。それによると、春は3月から5月まで、夏は6月から8月まで、秋は9月から11月まで、冬は12月から2月までとされている。
 この区別の仕方は小学校で習ったような記憶(曖昧だが)があって、個人的にはいまでもずっとこのように区別している。身に染みついているのだろう。
 
 太陽年を24等分した日に季節にちなんだ名称が付けられている。いわゆる二十四節気というもので、暦(こよみ)とも呼ばれる。これによると春は立春(2月4日頃)から、夏は立夏(5月6日頃)から、秋は立秋(8月8日頃)から、冬は立冬(11月8日頃)からとされている。が、ちょっと待ってくれ。立春とはいっても、まだ極寒の最中じゃないか・・・ということで、実際の季節感とはかなりずれているような気がする。「暦の上では」という表現はここから来るのだろうな。
 
 同じ二十四節気でも、天文学的には春は春分(3月21日頃)から、夏は夏至(6月20日頃)から、秋は秋分(9月23日頃)から、冬は冬至(12月22日頃)からとされているようである。お、実際の季節感と同じくらいに近づいてきたぞ。個人的には、啓蟄(3月6日頃)あたりの暖かい日に春の訪れを感じることが多いので、まだややずれている感がある。でもまあ、季節は徐々に変化していくものであるから、人それぞれの感覚でいいのではないだろうか。
 
 あと、年度を4等分して春は4~6月、夏は7~9月、秋は10~12月、冬は1~3月とする区別の仕方もあるようだが、これは何だか後付けのような無理やり感があるなあ。そもそも年度と季節感は関係がない。どうでもいいだろう。
 ところで、四季を語るときはなぜ春から始まるのか。さまざまな説があるようだが、端的にいうと、植物の一生に合わせたものだということのようである。
 
 近年は異常気象だか何だか知らないが、寒い冬が終わると春を感じる間もなく突然真夏日になったり、そして酷暑が続き、秋を感じる間もなく早々と寒波が襲来したりと、大袈裟にいえば、四季ではなく夏と冬しかないのではないかと思ったりもする。つまり、気候のよい春と秋のそれぞれが年々短くなっているような気がするのだ。いや、単なる思い過ごしではないだろう。春は4月、夏は5~9月、秋は10月、冬は11~3月と、将来はこうなるかも・・・
 
 
 
20210221  
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2021.02.21  自転車がよく売れている?  
 
 自転車がよく売れているらしい。新型コロナウイルスの感染拡大で、電車やバスの密を避けて通勤や買い物に利用する人が増えたのだとか・・・。なかでも10万円くらいのクロスバイクに人気があるようだ。段差の多い市街地への通勤に利用しつつ、軽い運動としてのサイクリングを楽しもうと思えば、選択肢としてクロスバイクはありかもしれない。そこそこ軽快な走りができるし、ライトが標準装備され、カゴを取り付けられるタイプが多いからである。
 
 趣味として、本格的にサイクリングをやろうと思う人は、間違いなくロードバイクを選ぶだろう。ロードバイクは重量が10kg以下のものが多く、タイヤ幅も2~3cmくらいのスリックタイヤでスピードがよく出る。つまり、走りに特化したモデルなのだ。それと電車に乗せて遠方に運ぶ、いわゆる輪行も可能だ。輪行に重点を置くならば、折りたたみ自転車の軽量モデルがお薦めである。
 
 コロナ禍で、不要不急の外出を自粛するよう求められているなか、ジョギングやサイクリングは容認されている。ただし3密(密閉、密集、密接)を避けることが条件だ。当たり前である。そこで、日本サイクルスポーツ振興会が行った屋外サイクリングについての提言のうち、主なものを並べて検証してみよう。
 
 まずは「人通りの少ない場所を選びましょう」とある。田舎道を走ることがほとんどなので、問題はない。次に「可能な限り1人で行いましょう」また「走行時は他のライダーと十分な間隔を開けましょう」とある。これはグループライドを避け、ソロライドで行いましょうということだが、子供連れなど例外の場合もあるといっている。普段から単独で走っているので、これも問題はない。個人的にはグループライドに興味はない。マイペースで走りたいし、好きな時に休憩したい。
 
 続いて「怪我のリスクが高い走行方法は避けましょう」とあるが、どんな走行方法?と思いつつ、常に安全第一を心掛けているので、これも問題はない。要するに医療機関に負担をかけるなといっている。さらに「マスクを携行し、コンビニ等の店舗に寄る場合は必ず着用しましょう」とある。これはサイクリングに限ったことではない。コロナ禍では当たり前のことである。
 ということで、いずれも普段からやっていることばかりなので、少し安心したのだが・・・、ま、総括的には自分自身の行動に責任を持てということだろう。
 
 自転車に乗る人が増えて、結構な話ではあるが、交通ルールは守りましょう。自慢じゃないが、信号は守っているし、止まれの標識や踏切では必ず一旦停止している。ん?自慢することじゃない。これも当たり前だな・・・
 サイクリングは健康維持やストレス解消になるし、他人との接触が少ないので、コロナ禍でも格好のスポーツではないだろうか。だからといって、他人に迷惑をかけるようでは元も子もない。マナーを忘れず安全に・・・ですね。
 
 
 
20210123  
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2021.01.23  たかがマスク、されどマスク?  
 
 新型コロナウイルスの爆発的感染拡大を受けて、またもや緊急事態宣言がなされた。しかも、1回目(昨年4月)の7都府県(東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・福岡)に栃木・愛知・岐阜・京都の4府県が加わり、今回は11都府県に対してである。感染者数も1回目とは比較にならないくらい増え続けている。まだ宣言がされていないが、熊本・沖縄も同様の状況だ。とはいうものの、自分としては手洗いとうがいの励行、マスクの装着、3密と不要不急の外出を避けることぐらいしかできることがない。ひたすら我慢、我慢・・・なのだ。
 
 さて、マスクの装着に関して、いろいろトラブルが起こっているようだ。
 先般、大学入試の会場で、マスクで鼻を覆っていなかった受験生に対し、試験監督が不正行為として失格を告げるという事態が起きた。会場側は「他の受験生に精神的な影響を与え、看過できない状況だった」とし、文科省も「試験監督の指示に従わないのは不正行為に当たる」と判断したようである。緊急事態宣言下、十分な対策を取るという条件で行われている入学試験なのである。なぜ指示に従わなかったのでしょうか。本当に残念な話である。
 
 また、4か月前には、飛行機内でマスク着用を拒否した男性客が、客室乗務員を威嚇したので、機長が航空法の安全阻害行為と判断し、途中の空港に臨時着陸して男性客を降ろすという事態が起きた。この客は先日、威力業務妨害と傷害の疑いで逮捕されている。機内は十分な換気が行われているとはいえ、密室状態に変わりはない。機長としては乗客を安全に運ぶ責任があるので、マスク着用を要請したはず。なぜ従わなかったのでしょうか。コロナ禍ではみんなが協力し合うべきで、自分勝手な行為は許されない。
 
 家庭用マスクには、不織布マスク、布マスク、ウレタンマスクがある。
 3種類の中で、フィルター性能が高いのは不織布マスクであるが、使い捨てなのでコストがかかるし、また、汗を吸わないので肌荒れになりやすい。そこで、肌への負担を軽くしたいときは布マスク、運動するときは通気性の良いウレタンマスクというように使い分けるのがいいと思っているのだが・・・
 
 ところが最近は、不織布マスク以外の人は入場させないという場所が増えてきて、布マスクやウレタンマスクの着用を批判する風潮が見られだした。そもそも飛沫感染を防ぐという観点からだと、個人的には五十歩百歩だと思うのだが・・・。ただ接客時間の長い店であれば、少しでも遮断率を上げたいという思いはわからなくもない。当初は「マスク着用率が高いほど感染率は減少する」といって、マスクをするかしないかの問題だったのが、いまではフィルター性能まで言い出したことになる。そこまで言うか・・・という感じである。
 
 忘れてはならない。恨むべき相手は人ではなくコロナウイルスなのだ。みんなで協力し合って、この危機を一緒に乗り越えようではありませんか。
 
 
 
 
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