profile4 (hike) 〜ハイク編〜

 
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by K.Kin
 
 冷たい風が頬に触れ、冬の訪れを感じさせる紅葉の季節に、軽登山ハイキングに参加したときのことでした。太陽に映える紅葉(もみじ)の色はまことに美しいが、太陽に向かって、葉の裏側から透かして見た色もまた格別に美しいということを初めて知りました。
 
 ハイキングというのは意外と楽しいもので、常に新しい発見があって、嬉しくなったり驚いたりの連続です。で、なぜ楽しいのかを考えてみた。
 
 人間は太古から歩く動物である。獲物を追いかけるときや危険から逃れるときなど瞬間的に走ることもあるが、基本的には時速4〜5qで歩いて移動することを続けてきた。ということは、目で見たものや耳で聞いたものを脳で知覚する速さも、時速4〜5qに合わせてあるということだ。つまり、歩いているときが最も情報量が多いのだ。(もちろん自説ではあるが・・・)
 
 乗り物で移動すると短時間に広い範囲の情報は入るけれど、見逃すものもたくさんあるのではないだろうか。
 歩くことのみを意識したウォーキングや、山歩きを中心としたトレッキングなどには今のところ興味がありません。景色を楽しみたい、自然に溶け込みたい、ただそれだけなのです。だからハイキングなのだ。
 
 ハイキングには史跡などを巡る散策コース、自然観察を楽しむ軽登山コースなどさまざまなスタイルがありますが、目的と体力に合わせて自由に楽しむことができます。僕は、人間への回帰ともいえるこの行動に、これからも機会があれば参加していきたいと思っています。
 
(2008.12.05)
 
 
 
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